手取り足取り
「手取り足取り」という言葉がある。
辞書で調べてみると・・・
①細かいところにまで行き届いた世話をするさま。
②何から何まで丁寧に教えるさま。
とある。
小中学生、特に小学生の学習では
「手取り足取り」の学習指導は良い成績に結びつくことが多い。
子どもたち4人全員東大理Ⅲに合格させたママさんは
文字通り「手取り足取り」学習指導をしたことの詳細を本に記している。
やらされるよりも当事者意識を持って自らやる方がよいのだが、
人間って不思議なもので、やらされる勉強だって
徹底してやらされるのならば、成績は伸びる。
ダメなのは、中途半端だったり、
途中化でやり方を変えてしまうこと。
よくあるダメなパターンは、中学生くらいまで手取り足取り指導されていた生徒が
高校生から自分の力でやらなければいけなくなって、
「やる気が出ない」とか、言い訳ばかりして、まともに勉強をしなくなる。
若気の至りというのだろうか。だから大学入試は落ちて当たり前。
勉強は自分でやるもの、それに気がついたら、成功できる。
浪人という代償は小さくないけれど。
進学校にこのような高校生が少なからず存在する。
では、自分でやるためにはどうしたらよいだろうか。
計画表を自分で作り、それに従って自分で頑張るといいだろう。
わからないことが出てきたら先生をつかまえて、分かるまで教わること。
そういった姿勢がある生徒はまず落ちない。
手取り足取りの指導がなくても、こんな生徒は大丈夫だ。
そうなってほしいし、ならなければいけないだろう。
なぜならば、自分の母親が大学受験まで手取り足取りやってくれる
佐藤ママのような人である可能性は
限りなくゼロに近いのだから。