便利なもの
私が車の免許をとったときには
カーナビはそれほど普及しておらず
車の中には地図があった。
「カーナビをつけるようになって
なかなか道を覚えられなくなった」
この言葉に共感を覚える人も多いだろう。
科学技術の進歩によって
確かに私たちの生活は便利になった。
半面、機械をあてにすることで、
“よくかける電話番号を記憶しておく”
など、これまでできていたことができなくなった
と感じる場面が多くなっている。
人間は、誰しも計り知れない大きな可能性を持っている。
その可能性をさえぎるものの一つが
自分以外の何かを“頼る心”だ。
先の話は、この真理をよく表している。
綱引きにおいて
綱を引く人数が増えれば増えるほど
一人が出す力が減っていくという実験結果(リンゲルマン効果)もある。
AIをはじめ便利なものが次々に登場する。
でも、学習においてはあえて使わないことも
自分自身を錬磨する機会となりえる。
そして
その挑戦の先に
思ってもみなかった“可能性の花”が
大きく開く“春”が待っている。




