学ぶ喜び
昨日実施した
定期テスト対策は
30名ほどの生徒たちが
文系部屋、理系部屋に分かれて
直前の仕上げを行った。
前回同様6時間集中して学習した。
その後、補習授業を受けた生徒たちは
それ以上の学習時間となった。
帰りがけは意外と楽しそうな表情の生徒が多かった。
そうなのだ。
学習は分れば楽しいのだ。
学ぶ喜びを知れば
テスト前だけでなく
普段から学習するようになるのだ。
さて、学ぶ喜びと言えば
江戸時代の国学者・本居宣長は
庶民の心に「学ぶ喜び」」を目覚めさせる人だった。
医師をなりわいとする傍ら
源氏物語の講義も頻繁に行った。
そこには
学問とは無縁の農民や町民たちも
喜々として集った。
彼には
学問とは「物知りになる道」ではなく
「自分の可能性を開く道」であるとの信念があった。
それゆえ
「おこたらずして
はげみつとむるぞ肝要」と
仕事の合間を縫っては
研さんに励み
門人への講義も
晩年まで続けた。
「生涯学習」を望む人は多い。
社会人、家庭人になっても
「学びたい」
「心を豊かにしたい」
との願望は、多くの人の胸にあるのだ。
やらされる学習から
自分の願望による学習に
はやく変化してもらいたい。