テスト
小中学生ならば、今までに一度くらいは
採点ミスをされたことがあるだろう。
そんな時は、しっかりとしてほしいと思うはずだ。
しかし、採点する側としては、
決して手を抜いたり、いい加減なことをしているわけではない。
どんなに注意していても、
人間がすることなので、
テストの採点にミスはつきものだ。
チャンスが1回しかない入試は、
採点する側も、最大限ミスのないように努めるのだが、
毎年のように採点ミスのニュースがでてくる。
今年は茨城県の公立高校入試で採点ミスが見つかり、
追加合格が出ているようだ。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20210323-OYT1T50021/
東京都も以前同様のミスがあった.
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1801F_Y4A410C1CC0000/
東京都は、その採点ミスの改善策として、
次年度からはマークシート方式を採用することにした。
そうすることで採点ミスは減る。
問題の出し方が、限定されてしまう短所と
採点ミスが少ない長所のどちらを取るか
非常に難しい問題だ。
限られた日数と人数で
完璧を求めるのにも限界もあるだろうから
精神論で乗り越えるわけにもいかないだろう。
さて、テストと言えば、高校入試ではないのだが、
今週、2025年度からの大学入試共通テストについての情報が発表された。
実施が検討されていたCBT(Computer-based Testing:コンピューター等で実施する試験)は見送り、
従来どおりPBT(Paper-based Testing:紙で実施する試験)で行う。
なお、CBTの導入については引き続き調査研究を進めるとしている。
TOEFL®テストでは,20年も前から CBT が導入されており,現在では英検もCBTを導入している。
OECD(経済協力開発機構)が行う国際的な学力調査である PISA(Programme for International Student Assessment)も,
平成 27 年からは全面的に CBT に移行された。
また,文部科学省が行う全国学力・学習状況調査についても,
現在,CBT化に向けた検討が行われている。
大学入試センターから発表された資料には
大学入試共通テストがCBT化を見送った経緯など
とても勉強になる内容がたくさん書かれていた。
以下リンク先に詳細が出ているので確認してください。