学ぶ喜び
江戸時代の国学者・本居宣長は、
庶民の心に〝学ぶ喜び〟を目覚めさせる人だった。
医師をなりわいとする傍ら、
源氏物語の講義も頻繁に行った。
そこには、学問とは無縁の農民や町民たちも、
喜々として集った。
彼には、学問とは「物知りになる道」ではなく、
「自分の可能性を開く道」であるとの信念があった。
それゆえ、「おこたらずして、はげみつとむるぞ肝要」と、
仕事の合間を縫っては研さんに励み、
門人への講義も晩年まで続けた。
内閣府が18歳以上の社会人に実施した
生涯学習の調査によると、
この1年くらいの間に、「学習したことがある」
とする者の割合が58.4%となっていた。
学習した理由を聞いたところ、
「教養を深めるため」を挙げた者の割合が37.1%、
「人生を豊かにするため」を挙げた者の割合が36.2%、
「現在の、または当時就いていた仕事において必要性を感じたため」を挙げた者の割合が32.7%、
「家庭や日常生活に生かすため」を挙げた者の割合が32.1%、
「健康の維持・増進のため」を挙げた者の割合が29.9%などの順となっている。(複数回答、上位5項目)
社会人、家庭人になっても、
〝学びたい〟〝心を豊かにしたい〟
との願望は、多くの人の胸にある。
人にとって、学ぶことは喜びなのであり、
学問とは「物知りになる道」ではなく、
「自分の可能性を開く道」であるのだから。
さて、話は変わってホームページの話。
コロナ禍の中、いろいろな学校のホームページが
充実してきている。
受験学年でなくても
気軽に調べることができるのは
とてもいいことだ。
こんなホームページで予習をした後に、
実際に見に行ったら
理解が深まると思う。
https://www.waseda.jp/taiken-waseda/