モチベーションは上がらないのが普通

すごくいい話なので

 

南海キャンディーズの山里亮太さんの受験話を紹介したい。

 

 

 

 

大学受験で現役の時は、10回ぐらい試験を受けたそうだ。

 

でも、勉強していないから試験後に送られてくるのは不合格通知ばかり。

 

受験に全敗して「やっぱり浪人か」ぐらいに思っていた。

 

そのとき母親がこう言った。

 

「あんた、『無理だった』ぐらいに言っているけど、

 

今回の受験料は全部お兄ちゃんが貯金から出したんだよ」

 

親としては、ふだんの生活を見ているので

 

「今年は絶対無理だ。無駄金になる」と受験をあまりさせないつもりだった。

 

でも、3歳年上の兄が「ひょっとしたら受かるから」って、

 

自分の貯金30万円を全部引き出して、10回分の受験料を出してくれたのだ。

 

兄は高校卒業後はアルバイトで、

 

「俺は大学に行けなかったから、

 

亮太が受けたいと言っているなら俺の金で」って。

 

それを知って、気持ちを入れ替えた。

 

そこからは、サボってきたサビやアカを落とすために、

 

勉強した。

 

コツなんてものはなくて、「とにかくやる」。

 

朝の7~9時から予備校代の一部を払うため

 

ティッシュ配りのアルバイトを週3~5日して、

 

そこから予備校の授業や自習室で夜9時まで勉強した。

 

家に帰って食事、入浴をして11時ごろまで復習。

 

毎日ずっと続けた。

 

勉強をしている時間は

 

焦るストレスから解放してくれた。

 

「今日はすげーやったな」っていう時は、

 

本当に気持ちよく眠れたそうだ。

 

逆に、「サボっている」自覚が増えれば増えるほど、

 

どんどんダメになっていく。

 

同じ高校で浪人した中に、

 

慶応大を目指す友だちがいて、

 

むちゃくちゃ頑張って、

 

めきめき成績を上げていった。

 

それが刺激になった。

 

「僕が午後6時半ぐらいで帰ろうかなって思っても、

 

9時まで勉強するので帰れない。

 

それが結構大きかった。

 

身近にサボるやつがいたら、

 

本当につるまない方がいいです。」

 

 

「受験直前のこの時期、

 

勉強の苦労から解放されたいから、

 

脳みそってサボる言い訳を見つける。

 

でも、一瞬は気持ちいいけど、

 

サボる選択がもたらす「翌日から後悔」「受験の結果が良くない」「もう1年浪人」

 

という絶望を考えないとだめです、絶対。

 

とてつもない不幸が来るんで。

 

「あー、勉強やってねーな」って、

 

天井を見ながら後悔をする時間が10分あったら、

 

その時間で英単語を覚えた方がいい。

 

後悔だけは何の成長もさせてくれない。」

 

 

 

 

結局、浪人した1年間で、

 

英語がとにかく伸びた。

 

日本史は弱かったけど、

 

受験を迎える心境は現役の時と全然違った。

 

センター試験も受けたけれど、

 

英語は解き方も法則も頭に入っているからほぼ満点。

 

本命にした関西大も、

 

過去問で同じ問題を何回も解いたので、

 

緊張したけど、

 

手応えは違った。

 

関西大を含めて5校ぐらい受かった。

 

 

 

 

 

 

 

お笑い芸人としての生活、楽しい毎日があるのは、

 

浪人時代の体験があったからだと振り返る。

 

努力する癖がつけられた。

 

努力が不安を取り除いてくれることにも気づけた。

 

お笑い芸人になってからも、

 

賞レースであったりライブであったり、

 

その都度、努力をしてきたけど、

 

努力のベースを覚えたのが大学受験だった。

 

 

 

 

受験生から相談を受けることもある。

 

多いのが「モチベーションが上がりません」。

 

いつも思うのが、モチベーションは上がらないのが普通だということ。

 

「勉強をめっちゃやろうっていう意識になるのは、

 

「マリオブラザーズ」でスターを取った時のマリオぐらいの

 

レアな状態だと思った方がいいと。

 

モチベーションが上がらないっていう

 

もっともらしい理由をさっさと無視して、

 

そんなことを考えている暇があったら勉強しなさいって思います。

 

それと、大学生活は今の何百倍も楽しいことがあるって思うこと。

 

僕の場合は、

 

大学行きながら養成所行ってお笑い芸人になることや、

 

彼女ができることとか想像してました。

 

脳みそは本当にサボる誘いをいっぱいしてくるから、

 

どれだけ無視できるか。

 

無視できた数が多い分だけ、

 

成績が上がると思います。

 

とにかく頑張って。

 

今は死ぬほどつらい毎日を頑張って下さい。」

 

 

 

 

 

 

さて、話題は変わって人口の話。

 

今年2023年は人口世界一が中国からインドに変わる年だ。

 

でも、社会のテストでは問題をよく読んで答えたほうがいい。

https://www.sankei.com/article/20230101-I2UBHYEWK5OJJHW4TFF2OVVSZ4/

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