ワーク提出
中学生の定期テストが近づいている。
教科書ワークをチェックするから提出するように
生徒たちに話した。
その時に、
「ワークに直接書き込むのですか?」
ある生徒が質問した。
今までに
形式を間違えて注意されたことがあるのだろう。
でも、うちの塾では形式なんて気にしない。
すべては学力向上のためにあるのだから。
ワークを使ってどうすればいい点が取れるのだろうか
それを考えてほしいのだ。
と言いながら、
実はワークは何度も解きなおした方がいいと
普段から生徒たちに言っている。
山口さんのことを紹介しながら。
『レ・ミゼラブル』の作者ヴィクトル・ユゴー。
ユゴーは、
手稿を書く時、
紙の右半分に原稿を書き、
左半分を空白にするのが常であった。
加筆や修正を入れるためである。
彼は言い切っている。
「私が校正を加えない作品が、
今まで印刷されたことはない」
ただ、回数を重ねるのではない。
完璧を追い求めて
何度も何度も
くり返しくり返し・・・・・・
だれもが一度は経験したことがあるだろう。
しっかりと覚えたつもりでテストに臨む。
しかし、
問題が解けない。
やったつもりになっていただけだということが
その場ではじめてわかる。
うちの塾で
ワークを提出させるのは
そんなことが決して起こらないようにしたいからだ。
勉強はやってやりすぎることはない。
みんなガンバレ!