袴と桜
今日は地域の小学校の卒業式の日。
昨夜、新中1生の授業に出席してくれた生徒たちも
今日、小学校を巣立つ。
人生の半分!を過ごしてきた小学校だから
それぞれにたくさんの思い出があるだろう。
何を着るの?って尋ねたら、
男子は「スーツ」
女子は「袴」「ワンピース」とのこと。
女子の袴は、当日の早朝に
着付けに行くらしい。
大変だ。
皆さんは袴と着物の違いがお分かりだろうか。
私はこういうことには疎くてよく分からなかったので、一寸調べてみた。
着物とは、大きなまとまりの総称であり、袴は着物のうちの1つらしい。
袴はボトムスとのことだ。
袴の歴史は古く、古墳時代には埴輪に見られるように、
太いズボンのような袴を身につけていた。
平安時代になると、宮廷などで高い身分の女性たちが袴を履くようになった。
明治時代に女学生が着る制服として採用されていたことが、
今でも袴が卒業式で着られるようになったルーツになる。
明治時代において女学校に通える女性はかなり裕福で、
一般市民のあこがれのような存在でした。
こうした歴史からも、袴は卒業式という厳かな式典の場の衣装として着られるようになった。
あと、「サクラ」は地球温暖化の影響だろうか、
この地域では、入学式から卒業式に前倒しで開花するようになってしまった。
桜のイメージが「入学」なのか「卒業」なのかは世代によって異なるということだろう。
小6生たちにとって、今日は人生の節目の日。
今までの小学校生活を振り返ってみるといいだろう。
明日からは次のステージになる中学校に目を向けていきたい。
そして、来週から始まる春期講習でスタートダッシュを狙おう!