おにぎり

ある生徒がおにぎりを塾で食べていた。

 

 

長時間塾で学習するときには

 

 

塾内で飲食してもよいことになっている。

 

 

おいしそうなおにぎりだった。

 

 

 

ふと、太宰治の斜陽の一シーンを思い出した。

 

 

母が娘に語る。

 

 

「おむすびが、どうしておいしいのだか、知っていますか。

 

 

あれはね、人間の指で握りしめて作るからですよ」。

 

 

 

 

スーパーやコンビニのおにぎりも悪くはないのだが、

 

人間のにぎるおにぎりには及ばない。

 

 

 

 

「具は何?」と尋ねてみた。

 

 

「梅干しと鮭です」と返ってきた。

 

 

それだけじゃないだろう、

 

 

家族の愛情もはいっているだろうと言ってあげた。

 

 

 

 

 

災害時の炊き出しボランティアのおむすびに、多くの被災者が救われ、励まされるだろう。

 

 

非常時に贅沢は言えないが、サンドウィッチよりもおにぎりがいいと思う。

 

 

 

 

 

ある被災者の方が語ってくれた。

 

 

自宅を離れ、避難所で数日を過ごした友人の家族は、

 

 

そこで手渡された一つのおにぎりを親子で分け合ったという。

 

 

誰が握ってくれたかは分からない。

 

 

だが、ほのかにぬくもりが残っていたおむすびに、

 

 

〝一刻も早く被災者に!〟との思いを感じた。

 

 

「その人と心が結ばれたという希望が、

 

 

〝負けないで、生きていこう〟という勇気になりました」

 

 

以来、「その思いを忘れまい」と、

 

 

年頭、おせちに代えて、おむすびを味わうという。

 

 

「おむすび」は「恩結び」でもあるのだろう。

 

 

直接、手を握ることはできなくても、

 

 

握りしめた励ましの真心は必ず相手に届く。

 

 

心は見えない。しかし、心はつながる。心は心を動かす。

 

 

 

 

 

先ほどの生徒。

 

 

おにぎりを食べて、しっかり学力向上に励んでほしい。

 

 

 

 

 

 

 

さて、話は変わってスポーツの話。

 

 

フットゴルフってご存じですか。

https://www.afpbb.com/articles/-/3297351?fbclid=IwAR1dUQVQXWvT5IbM8DJQ44nSwA3PFrSC3pnebahty8ujmLdfNSMHoXui6nQ

サッカーとゴルフが合わさったようなスポーツ。

 

 

埼玉や群馬でもできるようだ。

https://www.jfga.jp/courses

おもしろそう。

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