学問のすすめ

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」

 

ご存じ福沢諭吉の学問のすすめです。

 

では、もともと平等な存在である人間に、

 

違いをもたらすものは何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

福沢諭吉の結論は「学問」でした。

 

中でも重視したのが

 

現実の生活や社会の上で価値を生む

 

生きた学問、すなわち「実学」でした。

 

封建時代から続いている

 

「長いものには巻かれよ」

 

「寄らば大樹の陰」

 

といった日本人の隷属根性を

 

福沢は徹底的に批判しました。

 

学び続ける。

 

弛まずに自分を作る。

 

何があろうが

 

太陽は毎日のぼります。

 

それと同じく

 

あせらず、休まず

 

努力し抜いてほしいと考えたのです。

 

 

 

 

慶應義塾に入るまで

 

猛勉強するけれど

 

入った後は

 

勉強しないなんてことは

 

福沢が望んだことではありません。

 

むしろその逆です。

 

入ってからこそが

 

スタートなのです。

 

国民の一人ひとりが

 

学ぶことで独立した人格を確立し、

 

人間としての信念や見識を身につけなければ

 

「誰か」に頼るようになってしまいます。

 

学問のすすめの第三編に

 

「一身独立して一国独立する」とあるように

 

一人ひとりが真剣に学び、

 

独立の気風を確立しなければいけないと思います。

 

自分が楽しければそれでいいと考えている人が多ければ多いほど

 

世の中は悪い方向に進んでいくものです。

 

誰かがやればいいと思う人が多ければ多いほど

 

悪いことが罷り通ってしまいかねないのです。

 

学ぶということは

 

世の中全体の幸せを招くだけでなく

 

最終的には自分の幸せが目的なのです。

 

だから

 

小中高生は

 

土台作りの勉強を

 

大学以降は「実学」を

 

学び続けていく必要があるのですね。

 

そして、学びにはゴールは存在しないのです。

 

それを忘れないでいてください。

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