進み続けて休まない
中国の春秋時代。
斉の国の宰相・晏嬰(晏子)は、
博学多識にして、
民の心を汲んだ政治を貫き、
名声を馳せた。
彼の本領はどこにあったのか。
自らこう語っている。
「嬰は人に異ることあるにあらざるなり、
常になして置かず、
常に行きて休まざる者なり」
現代語訳してみると、
自分は人と変わったところはない。
あるとすれば、
何事も中途半端にせず、
進み続けて休まなかっただけだと。
努力を継続できる。
平凡に見えて、
これほど強い生き方はない。
受験生はこのことを痛感しているはずだ。
一時の勉強ならば
多くの人ができるだろう。
でも
半年、一年、二年、・・・・・
これができるのは
ごく少数だろう。
「どうしたらそんなにいい成績が取れるの?」
この問いの答えはもうお分かりだろう。
そう、
努力を継続すること。
平凡に見えて、
これほど強い生き方はないのだ。