不可能を可能に
伝説の本塁打王ベーブ・ルースが大リーグに入ったのは1914年。
今年で108年になる。
当初、彼は主に投手を務めていた。
第1次世界大戦で多くの選手が徴兵された際、
登板しない日は外野を守ってみないかと監督が提案。
喜んで引き受け、
1918年には投げては13勝、打っては11本塁打。
ルースは、二刀流に挑んだことを、後に述懐した。
「いまの選手からみると、
たいへんな酷使ということになり、
選手会も放っておかないと思う。
しかし、ぼくは少しも気にしなかった。
ゲームに出られたら、それでよかったのだ」
100年くらいの間
二刀流はムリだって思われてきたようだけれど
今、不可能を可能にする選手があらわれた。
とことんがんばってもらいたい。
日本のロボット研究はレベルが高い。
なぜだろうか。
答えは意外なところにあった。
それは・・・・・
マンガだ。
鉄腕アトムに熱中した世代の少年たちが
本気でアトムのようなロボットを作るために
ロボット研究を始めた成果が今あるのだ。
アトムじゃなくても
ガンダムの人もいるかもしれないし
ドラえもんの人もいるかもしれない。
きっかけはマンガだけど
好奇心をもち、面白いことに興味を持つことが大事だと思う。
さらに、壁にあたったら、できる方法を考えること。
そして、あきらめない気持ちも大事だ。
こころがワクワクするようなことはないだろうか。
一つでなくてもいい。
それを「そんなのムリ」って一言であきらめないで
「どうしたら実現できるのか」を真面目に考える。
多くの場合、まずは「進学すること」だろう。
だから一生懸命勉強する。
勉強することは「手段」なのだ。
ワクワクすることがないっていう人がいる。
そういう人は
自分の普段の行動と考え方を振り返ってみてほしい。
いつも同じことをしていないだろうか。
動画にゲームに・・・・・など。
それじゃあワクワクするものに出会うこともできない。
まずは本を読む。
映画を観る。
知的好奇心が刺激される場所に出かけてみる。
動画とゲームの時間をそんなことに使ってみる。
そして、考え方を少し変えてみる。
「どうせムリ・・・・・」
ではなく
「やればできる!」にかえるのだ。
受験勉強にも同じことが言える。
①理想を追い求め、最初からムリをつくらない。
②絶対にあきらめない。
③成績の上がる方法を徹底的に考える。
野球だって
ロボットだって
受験だって
そうやって
不可能と思っていたことを
可能に変えてきた人がいることを
忘れないでいてほしい。