俯瞰する

アルテミス計画が再延期されたというニュースがあった。

 

この計画は、アポロ計画に続き、人類を再び月に送る計画だ。

 

アルテミスとはギリシア神話に登場する月の女神で、

 

アポロ計画の由来となった太陽神アポロンとは双子である。

 

ロケット打ち上げでは、ほんのわずかなミスでさえ、許されない。

 

直前までミスがないかどうか調べあげたうえでの中止であろう。

 

次回の打ち上げ成功を祈っている。

 

 

 

 

 

かつて、アポロ計画を任されたフォンブラウン氏は

 

うまくいかないプロジェクトに対して

 

「成功しない要因は何ですか。お金不足、それとも技術不足?」

 

と聞かれて、

 

「我々に足りないものは情熱である」と答えたそうだ。

 

 

 

私は、ロケット打ち上げに限らず、

 

入試など、何かに挑戦することにおいて

 

情熱こそがもっとも大切だと思っている。

 

人間は弱い生き物だ。

 

カベにあたるとココロが折れそうになってしまう。

 

そんなとき一歩踏み出させてくれるのが情熱だからだ。

 

情熱の無い人はどうすればよいのだろうか?

私はこう思う。

 

「行動、行動、行動!」だと。

 

人は動くとカラダが熱く燃え始めます。

 

まるで脂肪を燃焼させるように

 

体が動くと発熱する。

ココロもそうだと思う。

 

情熱はいきなり燃え始めるのではない。

 

動いて動いて動きまくって、カラダが燃えるようになると

 

同じようにココロも熱くなるのではないだろうか。

 

情熱がないと思っている人は、

 

まず、動いてみたらどうだろうか?

 

 

 

最後にひとつ。

 

そして、この計画は火星に行くためのステップでもあるそうだ。

 

火星やほかの星に人類が移住するという壮大な目標だ。

 

そして、その目標はズバリ、人類の幸福のためだ。

 

ロケット打ち上げのために最大限の情熱を注ぎこむ。

 

しかし、ロケット打ち上げ成功は目標ではない。

 

非常に大切ではあるが、

 

壮大な目的に対する

 

手段のうちの一つに過ぎない。

 

 

 

 

 

これって勘違いをしやすいことだから

 

注意したい。

 

今日の朝ドラで印象的な場面があった。

 

主人公の経営する飲食店が

 

上手くいかない。

 

そんなとき、

 

以前の職場の先輩が言った一言が素晴らしい。

 

「あなたは飲食店で成功するために生きているのではありません。

 

しあわせになるために生きているのです。」

 

 

 

 

ロケットを打ち上げるのは何のため?

 

飲食店を成功させるのは何のため?

 

志望校に合格するのは何のため?

 

毎日学習するのは何のため?

 

目の前のことに情熱を注ぎこみながら、

 

自分のやっていることを俯瞰して

 

何のため?

 

ということは常に忘れずにいたい。

 

コメントを残す

雑感

前の記事

不可能を可能に
雑感

次の記事

計画を立てること