良書の世界へ
昨日最近読んだ本の紹介をした。
本屋大賞もたしかに面白くてよい。
しかし人は格闘するようにして読み、自身の知性を鍛えてくれる「良書」もどんどん読むべきだ。
私も「良書」を意識して読むようにしている。
ドイツの哲学者ショーペンハウアーは
「精神のための清涼剤としては、ギリシア、ローマの古典の読書にまさるものはない」と言った。
人格を養うために良書に触れる重要性を訴えたのだ。
一方で”底の浅い本”は口を極めて糾弾した。
「悪書は無用なばかりか、積極的に害毒を流す」
「良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。
人生は短く、時間と力には限りがあるからである」と辛辣だ。
書店や図書館だけでなく、
インターネットを通じても手軽に本が読める時代にあって、
問われるのは読み手の”本を選ぶ目”だろう。
優れた本と”格闘”してこそ、読み手の内面も豊かになる。
試しに、グーグルで「推薦図書」と検索してみた。
最初に出てきたのは
人事院の推薦図書。
https://www.jinji.go.jp/kensyusyo/books/books.html
将来の日本の行政を担う公務員が、自ら判断できる精神的機軸を作り、
思索力や論理的思考力を涵養するなど、行政官としての素養を高めるための一助となるよう作成したとある。
読み応えのある本ばかりが並んでいる。
その他たくさんヒットした。
何を読めばいいのかわからないという人は
そのような推薦図書リストの中から探すのもよいと思う。
さあ、良書を読もう。