笑顔で

昨日の中3の授業で扱った英語長文はこんな内容だった。

 

いつも不機嫌で笑わない男がいた。

 

そのせいで仕事を何度も辞めていた。

 

今日も仕事を辞めた。

 

男はその日、駐車場の求人の貼り紙を見て尋ねた。

 

「ここで働きたいのですが」

 

すると、採用してくれるという。

 

ただし

 

「料金を受け取るときは、笑顔で『ありがとう』と言うこと」

 

それは必ずしなければいけないことだった。

 

初日、彼はぎこちない笑顔で「ありがとう」と言い続けた。

 

すると、相手も笑顔を返してくれた。

 

そして、相手の笑顔を見ると

 

自分もうれしくなってくることに気がついた。

 

帰宅後、玄関を開けてくれた妻に

 

「ありがとう」と笑顔で言った。

 

彼女はとても驚いていたが

 

笑顔になった。

 

子どもたちにも

 

「ありがとう」と言った。

 

子どもたちも驚いていたが

 

笑顔になった。

 

彼はこうつぶやいた。

 

「この仕事は今までで一番だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「微笑は大なる勢力なり、春の風の如し、心の堅氷を解くの力あり」

 

思想家・内村鑑三の至言である。

 

この言葉は100年前の1907年1月に発表された。

 

この年は、足尾銅山で暴動が起こり、軍隊が出動。

 

日露戦争の戦時景気は陰りが見え、不況は慢性化していく。

 

この言葉の後には

 

「到る処に微笑を散布して、少しく世の厳冬の寒を緩めよ」と続く。

 

 

 

 

 

「笑顔」には「優しさ」がある。

 

「強さ」もある。

 

「包容力」があり、「安心」がある。

 

「笑顔」は、心の豊かさを表し、

 

相手に希望を与えゆく力だ。

 

 

 

 

 

 

 

うちの塾は本日で冬期講習が終了。

 

今週から通常授業が再開。

 

どんな時も

 

こんな時だからこそ

 

情熱をもって

 

笑顔で

 

とことん

 

やろう!

 

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