川越高校に合格するには

「川越高校に合格するにはどれくらいの学力が必要ですか?」

 

 

 

①ある人は、「キミの中学校なら、学年5位以内だよ。」と答える。

 

 

②ある人は、「北辰テストで5科の偏差値が68だよ。」と答える。

 

 

③ある人は、「通知表(学年評定)が9教科合計で40以上だよ。」と答える。

 

 

 

 

さあ、これらの答え、どう思いますか?

 

 

 

 

 

 

残念ながら、全部はずれ!

 

 

 

川越高校の合格者は以下のように決めます。

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ざっくり言って「学力検査の点数」+「調査書(内申点)」

 

だから、さっきの問題の答えは「人それぞれ」が正解。中学生以上であれば、通知表や学年評定も人それだし、それによって当日の学力検査点の取るべき点数も異なるから。小学生以下ならば、平均やトップの数字を伝えてもいいだろう。

 

さっきの①から③までの答えを考えてみると・・・

 

①の学校の順位は、定期テストの5教科の合計得点の順位。学校の成績で川越高校の合否を左右するのは、「調査書」のみ。調査書は実技教科も加えた9教科の合計が記載される。ちなみに調査書には学年順位を記載する欄はない。定期テストは5段階評定を左右する大事な観点のうちの一つなのです。

 

②の北辰テストは川越高校の入試の問題とは似て非なるもの。合格者は偏差値50台後半から74以上まで広く分布している。偏差値70以上の不合格者もいる。入試は1回勝負。オリンピックとかも同じだが、当日に最高の状態に持っていかなければいけない。偏差値は私立高校の個別相談で使うものだ!くらい割り切って、ギリギリまであきらめずに電話帳などで得点力を上げるトレーニングをするべき!

 

③の学年評定は直接の合否判定材料と言うことで、①や②よりは大事であるが、これだけでは合格できない。オール5近くをとっていても、学力検査の点数が悪くて不合格になる受験生もいる。以前の選抜方法の相関方式では、評定が低すぎるといわゆる「足きり」されたのだが、現在の選抜方法の加算方式では「足きり」はない。あくまで学力検査点>学年評定

 

 

圧倒的に重要なのは、当日の「学力検査点」。

今は合格が見えなくても、いろいろな作戦を立てたうえでギリギリまで粘ることも大事。

教科別に何点をとるかをイメージすることも大事。

 

 

 

 

 

繰り返しですが、川越高校のような進学校では、 学力検査点>調査書 である。

 

つまり、圧倒的に大切なのは「学力検査点」!

 

因みに、ここ3年間は5教科合計で350点以上なければ厳しい結果になっている。トップ合格は420点から450点くらい。400点越えたら上位者と言えるだろう。

 

学力検査の点数が低ければ低いほど、調査書の点数は高くなければいけない。

 

つまり、学力検査が350点くらいのギリギリだったとしたら、学年評定は45に近いような高い数字でなければならないのだ。

 

逆に、オール3くらいの学年評定ならば、学力検査では400点以上の高得点をとらなければいけない。

 

今、オール3ぐらいの子だって、ここからの頑張り方次第で川越高校の合格は不可能ではないということもできる。

 

本当は、学力検査も調査書もどちらも高いのにこしたことはないのだけれど・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけですが。

 

調査書の封筒の中に何が入っているか知っていますか?

 

 
封筒の中には調査書だけが入っているわけではない。
実は、封筒の中には調査書の他にも学習の記録等学年内評価分布表学習の記録等一覧表という2つの資料が入っている。
 
ここで言う学習の記録とはいわゆる学年評定のことで、それが分かればこの資料が何なのか分かるかと思います。
学習の記録等学年内評価分布表とは、3年生の評定の数字(1~5)を教科別に、人数割合を記したもの。
 
これを見れば、例えば3年生の時の英語の成績が4である人数で、それが全体の何パーセントいるのかが一目でわかってしまう。
そして、学習の記録等一覧表は上で紹介した資料を更に詳しくしたもので、誰がどれぐらいの評定を取ったのかがわかるもの。
 
もちろん匿名ではあるが、これを見れば全員の成績がすべてわかってしまう。
 
この2つの資料はそれぞれ中学校での評定について記されているもので、現状ではこの2つの資料が入試の際の資料になるとは明らかにしていない
 
しかし、わざわざこの資料を高校に出しているということはこの2つの資料が入試の参考資料になっている可能性は拭いきれない。
と、言うのも中学校の評定というのは中学校の先生が出しているものだ。
 
ですが評定の分布は各学校バラバラであり、これでは3をよく出す学校の受検生が4や5をよく出す学校の受検生と比べて明らかに不利になってしまう。
その差を是正するために、この2つの資料によって点数が何らかの手段をもって調整されている、ということがあるかもしれない。
 
以上、お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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