宇宙と人間力
https://www.bbc.com/japanese/62119226
宇宙空間を飛行しながら
天体観測を行う次世代の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」。
上の画像は、
これまでで最も遠い宇宙を撮影したとされる精細なものだ。
公開されたのは、
数十億光年離れた銀河団を赤外線カメラで撮影した画像で、
中には130億光年以上離れている天体も含まれているとのこと。
宇宙の謎が、これから少しずつ解明されていくことを期待したい。
夜空を見上げると、星が輝いている。
人類は太古の昔から、
この美しい宇宙にあこがれてきた。
子どものころ、宇宙への旅を夢見た人も多いだろう。
かつて、宇宙飛行士試験を密着取材したNHKの大鐘良一氏は、
当初、超人が華々しく天才ぶりを発揮するような、
難解な試験が行われるものと考えていたようだ。
しかし、実際に取材をした感想は違った。
「どんなに苦しい局面でも決してあきらめず、
他人を思いやり、
その言葉と行動で人を動かす力があるか。
その“人間力”を徹底的に調べ上げる試験だった」
水も空気もない宇宙空間。
一つの失敗が文字通り“命取り”になる極限状態で必要なものは、
「知識」や「技術」以上に、
「ねばり強さ」や「思いやり」といった“人間力”であるという指摘だ。
これは、日常生活の上でも重要なヒントとなるだろう。
事実、ハーバード大をはじめとする
世界のトップ大学に合格するために求められる力は
宇宙飛行士になるためのそれとほぼ同じである。
ジェームズ・ウェッブの発見の旅はまだ始まったばかりだ。
今まで以上にたくさんの知識を身につけよう。
同時に、豊かな人間力も。
もうすぐ、夏休み。
“人間力”を磨く夏にしたい。
私も大好きな
上記、「宇宙飛行士選抜試験」とか
「宇宙兄弟」などを読んでみてはいかがだろうか。