公民の学習

デンマークの陸軍大将であったフリッツ・フォルム。

 

彼が考え出した戦争絶滅への法案は、

 

じつに興味深い。

 

 

 

 

戦争開始から10時間以内に、

 

まず、

 

国家元首および、その親族(16歳以上の男性)を

 

兵士として戦地に送り込む。

 

続いて、

 

大臣、官僚、戦争に反対しなかった国会議員が、

 

戦場へ向かう――という内容だ。

 

 

 

 

 

戦争の犠牲となるのは、

 

つねに庶民である。

 

一方、

 

戦争の決定をくだす側の権力者たちは、

 

生命の危険にさらされることはない。

 

だからこそ、

 

権力の大きい順から兵士として動員すれば、

 

戦争の可能性は小さくなる。

 

軍人の提案だけに、説得力がある。

 

 

 

権力を行使して、

 

戦争を起こすのも人間であれば、

 

平和を創造するのも人間だ。

 

戦争のない世界を、

 

どう築いていくか。

 

一人一人の人間の生き方が、

 

今こそ問われている。

 

 

 

 

中3は歴史の学習が終わり、

 

公民の学習が始まる。

 

大きな部分を占めるのが

 

日本国憲法だ。

 

憲法改正ということばを耳にする機会が増えてきた。

 

中3生は自分ごととして考えるようになってほしい。

 

憲法は改正するべきかしないべきか。

 

もしも、改正するならば

 

どうすればいいのだろうか。

 

フリッツ・フォルムのようなアイデアも悪くはないと思う。

 

日本国民が皆で智慧を出し合えばいい。

 

政治も法律も

 

人任せではいけない。

 

だから、公民の学習をしっかりとやり抜こう。

 

未来のために。

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