国語勉強法

どんな分野であれ

 

よくできる人とかうまい人の方法を研究するのはいいことだ。

 

それらの方法論から何か得るものがあるはずだ。

 

現代文を得意とする高校生の方法論が紹介されていた。

 

模試で学校1位を取った高校生の国語勉強法というだけあって

 

非常に優れた考え方なのでご紹介したい。

 

https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/10808

 

「国語は答えがある教科なので

 

模試対策としては自分なりの解釈をするのではなく、

 

一般的な解釈を知ることが有効です。

 

ネット上に多く上がっている

 

人々のその作品への解釈を読むと

 

成績は大きく向上すると思います。」

 

とある。

 

本当にその通りだ。

 

国語の問題は

 

「あなたの考え」を聞いているのではない。

 

「筆者の考え」、もっと正確に言えば

 

「標準的な読者が読み取るであろう『筆者の考え』」が聞かれているのだ。

 

文章読解を苦手とする人は

 

そこを意識するだけでも

 

かなり違ってくるのではないかと思う。

 

勘違いしている人がいるかもしれないけれど

 

入試国語では「筆者の考え」そのものが聞かれているのではない。

 

それはその筆者自身にしか分かり得ないわけなのだから。

 

聞かれているのは

 

「標準的な読者が読み取るであろう『筆者の考え』」

 

さらに言えば

 

「知的階層に属する者が読み取ると考えられる『筆者の考え』」だ。

 

もっとわかりやすく言えば

 

「出題者の考える『筆者の考え』」だ。

 

頭の良い人は、その頭の良さ故に

 

そこを勘違いしてしまうことがある。

 

「入試問題」はあくまでも「入試問題」なのであって

 

文学研究ではない。

 

真の「筆者の考え」が問われているのではないと理解して

 

合理的に勉強を進めて欲しいと思う。

 

 

 

 

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