劇場
演劇に造詣が深かった文学者の坪内逍遙は、
創立間もない少女歌劇団の公演を観賞し、
その未来に期待を抱いた。
今春、106周年を迎えた宝塚歌劇団である。
美と夢の世界を繰り広げ、今も人々を魅了している。
劇団自体が歴史ドラマを織り成してきた。
よく分かっていない人はビギナーズガイドをご覧あれ。
戦時下で迎えた30周年には、決戦非常措置要綱が施行され、
劇場が閉鎖される憂き目に遭った。
公演の中止を知ったファンが殺到したという。
阪神・淡路大震災後の苦境も乗り越えた。
劇の3要素といえば、役者、戯曲、観客を指す。
演者がいて、物語があっても、見る人がいなければ劇は成立しない。
観客と宝塚歌劇団の絆の強さこそ、1世紀という時を経て、
日本文化の中に独特な位置を占めた理由の一つであろう。
また、原則として新作主義を貫き、ロングランに頼らず、
常に新しい作品をファンに贈り続けてもいる。
先月17日、4ヵ月ぶりに再開とのニュースが流れた。
ホッとしたのも束の間、
大劇場の花組の講演が中止となってしまった。
https://mainichi.jp/articles/20200802/k00/00m/040/071000c
どうにか乗り越えてもらいたいと切に願う。
坪内逍遙の名を冠した、早稲田大学の演劇博物館には、
「全世界は劇場なり」とのラテン語が掲げられている。
自らが主役の人生舞台を乱舞し、使命の輝きを放ってほしい。
そして、私は子どもたちの成長を支え、見守っていこう。
さあ、きょうもともどもに、挑戦の劇の、開演のベルを高らかに鳴らそう。
さて、話は変わって動画の話。
テレビ世代の私としては昨今の動画優勢の状況を理解しがたい。
しかし、最近の小中学生の中にはテレビは見ないけれども、動画は見るなんていう生徒もいる。
面白すぎて、はまってしまうという声を聞くこともある。
ほどほどにしないといけないよとアドバイスするのだが。
でも、これみたいにくだらなくて面白い動画は、つい最後までみてしまう。
ああ時間のムダだったと文句を言いながら、顔がにやけている私。
So Cute And Be Loved Kids❤️
Zaza Mokhethiさんの投稿 2020年6月26日金曜日