養鶏場

養鶏場を見たことはあるだろうか。

 

私は田舎育ちなので

 

中学校の通学路に養鶏場があった。

 

同級生のなかにも家業として養鶏場を営んでいる

 

友人もいた。

 

養鶏場[10172000712]の写真素材・イラスト素材|アマナイメージズ

 

どんなことにも一番最初にやる人がいる。

 

養鶏場ビジネスもたくさんの鶏を飼っていた人が思いついたという。

 

鶏を小屋に入れて飼うことにしたのだが、

 

小屋に入れた翌日から

 

鶏たちが全く卵を産まなくなってしまったという。

 

きっと前日まで自然の中で自由にのびのび生きてきたから

 

小屋に入れられたことで環境の変化のストレスを感じたりしたのだろう。

 

色々試したりしたがやっぱり卵を産んでくれない。

 

普通だったらここで諦めてしまうはずだ。

 

でもその人は諦めなかったのだ。

 

その人はあることを思いついて実行すると

 

鶏がとたんに卵を産みだしたのだ。

 

そのあることというのは何だか想像がつくだろうか。

 

 

 

 

そのあることというのは

 

生まれる前から鶏を小屋に入れておくということ。

 

生まれた時から小屋に入っている鶏は

 

何の問題もなく卵を産んだのだ。

 

確かに、生まれた時から養鶏場の小屋の中という環境にいたら

 

それが自然なことだから、当たり前になるのだろう。

 

だから、今の自分の状態を疑いもしないし

 

ストレスに感じることもない。

 

 

 

 

このことは養鶏場の鶏だけでなく

 

人間にも当てはまるのではないだろうか。

 

「〇〇するのは当たり前」という「常識」はたくさんある。

 

養鶏場の鶏が、生まれた時から養鶏場の小屋の中にいるとストレスを感じないのと同様に

 

私たちも、当たり前だと思っていると、それをすることに対して何の疑いもないのだ。

 

養鶏所の鶏と違い、

 

人は「変えたい」と思う時、自分の足で小屋から外に出て行くことができる。

 

小屋の中にいるのが当たり前になってしまっていると

 

小屋の外に出るのはきっとこわいはずだ。

 

ここまで書いておいてもう一度注意したいことがある。

 

私の例えている人間にとっての小屋とは

 

実際に住んでいる家のことではない。

 

先ほども書いたのだが

 

「〇〇するのは当たり前」という「常識」のことだ。

 

そんな常識はいくつもあるはずだ。

 

そして必要ないというよりも害悪となっている常識を

 

ぶち壊して、鶏小屋から広い原っぱに踏み出したらどうだろうか。

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