良書

今日は1冊の本の紹介。

李陵・山月記・弟子・名人伝」中島敦 [角川文庫] - KADOKAWA

 

 

才覚に優れた青年は若くして官職につく。

 

名を残そうと

 

職を退き詩人を目指す。

 

しかし、名はあがらず

 

生活に困窮し

 

地方の役人に。

 

そこには

 

かつて自分がさげすんでいた人間が

 

上役にいた。

 

彼の自尊心は傷つけられ

 

ついに発狂して行方知れずになる。

 

 

 

彼は「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」がたたり

 

虎へと身してしまう。

 

ある日

 

人に喰らいつく寸前で身を翻す。

 

襲いかかったのが

 

数少ない旧友と気付いたからだ。

 

なぜこんなことになったのだろうか。

 

だれもが内面に

 

「臆病な自尊心」や

 

「尊大な羞恥心」といった

 

“猛獣の心”を持ち合わせてはいないだろうか。

 

その心に流されてしまうのか

 

飼い慣らしていくのか。

 

人がよりよく生きる分かれ道となる。

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