正念場

歌舞伎などで最高の見せ場を「性根場」と言った。

 

主人公を演ずる役者が

 

役の本質的な性格(性根)を十分に発揮する最重要の場面のこと。

 

今は通常、「正念場」と表現するようになった。

 

 

 

 

「正念」は、正しく揺るぎない心構えを説く仏法用語。

 

釈尊が基本的な実践として挙げた

 

「八正道」という悟りに至る八つの正しい道の一つである。

 

「性根場」から「正念場」の変化について

 

日本国語大辞典には

 

「一番大切な所」を演じ切るには

 

「正常で乱れのないしっかりした心」が必要であるところから

 

との説があり、

 

さらに、ここぞという大事な局面の意味も指すようになったとある。

 

 

 

 

 

学習においても勝負どころがある。

 

今年度最初の定期テストが近づいてきている。

 

まさに「いざ」という時である。

 

今、どのような気持ちで

 

どのように取り組むのか

 

今後の流れを決するような大事なテストだ。

 

 

 

 

今日の早朝に修学旅行に出発した中学校の生徒たちがいる。

 

昨夜、試験範囲のワークをやり終えて

 

わざわざ見せに来てくれた。

 

別の中学校の生徒も

 

授業がないのに

 

わざわざ持ってきてくれた。

 

学校から帰宅すると

 

すぐに

 

塾に来て

 

テスト勉強をしている生徒もいる。

 

 

 

 

いつかやるではない。

 

今が正念場

 

そんなキモチで

 

日々成長していってほしい。

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