学習範囲

栄東高校、大宮開成高校など大学進学でも県内上位私立高校の塾説では

 

 

ある共通したことを言っていたのが印象に残っている。

 

 

それは「入試出題範囲は縮小しないで、例年通りの入試問題にする」ということだ。

 

 

公立高校は、都道府県ごとに出題範囲を削減させている。

 

 

私立高校が、同じように範囲を削減させるかどうかは、

 

 

学校ごとに異なるのだ。

 

 

埼玉県の公立高校入試問題の削減範囲はかなり広い。

 

 

首都圏では最も削減されている。

 

 

だから、学習をするうえで、私立高校が公立高校に合わせたほうが

 

 

受験生は分かりやすく、やりやすいと思う人もいるだろう。

 

 

たしかに高校受験だけを考えるのならば、それがいい。

 

 

しかし、もしそうなれば、多くの受験生は

 

 

削減された単元の学習をしっかりと定着させないだろう。

 

 

1点が合否を分ける入試だ。

 

 

試験に出ないと分かっている単元を学習している余裕などはないだろう。

 

 

でるところだけ徹底的に磨き上げるだろう。

 

 

そして、試験が終わったら、

 

 

すぐに中学校も卒業だ。

 

 

あまり学習もしなくなるだろう。

 

 

だとすれば、弱点を抱えたまま高校に入学してしまうことになりかねない。

 

 

では、高校でその弱点をどうにかしてくれるだろうか。

 

 

答えはNOだろう。特に進学校では。

 

 

それどころか、全国的な進学校に通う生徒たちの中には、

 

 

高校生の内容を中学時代に学習してしまっている生徒も多い。

 

 

早い生徒は高1や高2で大学受験の模試を受けているくらいだ。

 

 

中学生の学習範囲をやり残して、高校に入学するならば

 

 

その子たちとの差は埋めることができないくらいのものになるだろう。

 

 

学習範囲が削減されていない昨年までの過去問で

 

 

合格点が取れるくらいに仕上げておかなければ

 

 

埼玉以外の受験生たちと競い合う大学受験では

 

 

太刀打ちできなくなると思う。

 

 

栄東高校や大宮開成高校のメッセージをしっかりと受け止めたほうがいい。

 

 

でなければ、3年後の大学進学は明暗を分けることになるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

さて、話は変わってコオロギせんべいの話。

 

売り切れ続出とのこと。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20200907-OYT1T50119/

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