地図アプリ

先日、駅から歩いて

 

うちの塾を訪ねてくれた教え子がいる。

 

電話で話した時に、

 

「道を教えるよ」と言ったら、

 

「大丈夫です」との返事。

 

瞬間、思ったのは、

 

スマホの地図アプリを使うんだなってこと。

 

住所を入力すれば、

 

地図と音声で案内してくれる便利なもの。

 

このようなアプリの普及によって

 

相当の人たちが

 

手間と時間の節約ができているのだろうなと思いつつ、

 

少し天邪鬼な考えも浮かぶ。

 

 

 

イタリアの水都ベネチアを訪れた文豪ゲーテ。

 

迷路のように道が入り組んだ地域でも、

 

すぐには地図を頼らず、

 

人に道を尋ねることもしなかったという。

 

まず、方位だけを頼りに、

 

街路を歩き回る。

 

すると、自然と抜け出す道を見つけ出せたという。

 

また、街並みを子細に観察すると、

 

場所によって人々の暮らしぶりが違うことにも気付いた。

 

「眼に映るところによって確めてゆく私のやり方は、

 

こうした場合最上のものである」とかの文豪はつづったのだ。

 

 

 

地図アプリなどは

 

ドラえもんの秘密道具のようなもの。

 

本当に困ったときにこそ

 

使うべきものであって、

 

ふだんから使っていると

 

働くべき頭も働かなくなったり、

 

小さな発見もできなくなったりするのではないだろうか。

 

 

 

 

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