可塑性

いい映画がある。

 

ノンフィクションものだ。

 

ケニアの小さな村が舞台。

 

主人公はプリシラ・ステナイさん。

 

1923年生まれ、撮影時94歳。

 

子どもが3人、孫が22人、ひ孫は52人

 

皆から「ゴゴ(おばあちゃん)」と呼ばれている。

 

彼女が映画化された理由は

 

彼女が世界最高齢の

 

小学生であるからだ。

 

貧困や慣習などの理由から

 

未だアフリカは教育問題が残っているらしい。

 

ゴゴも女性だからという理由で

 

学校に通うことができなかった。

 

時が流れ

 

ゴゴのひ孫娘たちが学齢期を迎えた。

 

彼女たちが自分と同じように

 

小学校に通っていないことを知り、

 

ゴゴ自身も聖書や憲法を読むため

 

小学校に入学することを決意。

 

当初は高齢すぎるため入学を拒まれるも、

 

「自分が見本となることで、

 

娘を学校に行かせない

 

他の親たちを説得できるだろう」と、

 

粘り強く校長に交渉し

 

ついに入学許可を得る。

 

90歳にして6人のひ孫娘たちと共に

 

小学校に入学した。

 

得意な科目は数学。

 

彼女の寄宿舎のドアには

 

「学ぶことに年齢は関係ない」

 

という看板が掲げられている。

 

 

 

ゴゴは映画というものを知らなかったが、

 

監督の熱心な説得を受け

 

「世界中に教育の大切さを伝えられるなら」

 

と撮影を許可したそうだ。

 

 

 

 

 

教育が人生を変える

 

教育が社会を変える

 

そのことをゴゴは彼女の長い人生の中で

 

痛感したのだ。

 

 

 

 

 

ゴゴは助産師として暮らしてきた。

 

小学校に入学後は

 

年下のクラスメートたちと同じように

 

寄宿舎で寝起きし、

 

制服を着て授業を受ける。

 

近頃は新しい寄宿舎の建設にも

 

力を注いでいる。

 

すっかり耳は遠くなり、

 

目の具合も悪いため勉強するのは一苦労。

 

それでも、

 

助産師として自分が取り上げた教師やクラスメートたちに

 

応援されながら勉強を続け、

 

ついに念願の卒業試験に挑む。

 

 

 

自分自身が94歳になっている姿は

 

想像するのが難しいが

 

それだけ高齢にもかかわらず

 

なお信念のもと

 

チャレンジを続けるゴゴの姿は、

 

閉塞感ただよう現在を生きる我々に

 

勇気と希望を与えてくれる。

 

タイトルは「GOGO 94歳の小学生」

 

12月25日公開される。

 

 

 

 

 

 

さて、話は変わってマイナンバーカードについて。

 

マイナンバーカードに小中学校の成績を反映することが検討されているようだ。

 

 

成績そのものを一元管理することが目的とのこと。

 

しかし、情報の漏洩や悪用がないとは言い切れない。

 

何よりも

 

小学生や中学生時代の成績が

 

自分が一生使っていく

 

マイナンバーカードに

 

登録されること自体がイヤな人もいるだろう。

 

さらに、小中の次は高校の成績も

 

登録するようになるかもしれない。

 

 

 

 

 

一部の人は

 

出身中高のみならず

 

通っていた塾まで気にするようだが

 

多くの人は最終学歴を重要視してきた。

 

それさえも

 

古い価値観として

 

見直す流れもある。

 

 

 

先ほどのゴゴのように

 

人間は教育や訓練によって変化する

 

可塑性を持つ生き物だ。

 

気持ちさえあるのならば

 

人間というのは

 

生きている間にどんどん賢くなるし、

 

知識を蓄えるものだ。

 

もし過去の成績や学校にこだわっているならば

 

そこに進歩はない。

 

https://news.livedoor.com/article/detail/19391165/?fbclid=IwAR1f05lPAnvBOVuy6j5uP5iE1A1wOXURzzXIM0rB9B8LKB5ZJ0w1cQ4CUPQ

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