japan

I have japan.

 

上の英文に違和感を感じる人もいるだろう。

 

しかし、文法的にも正しい英文だ。

 

japanには「漆・漆器」という不可算名詞の意味がある。

 

 

漆器のなかでも

 

輪島塗は黒や赤の単色のほか、

 

蒔絵や沈金など絵や柄を加える

 

〝加飾″の美しさも特長で、

 

日本を代表する伝統美の一つだ。

 

 

 

 

華やかさの一方、

 

自慢はその丈夫さにあるという。

 

輪島の漆器は、

 

分業制による百を超す工程を経て、

 

修理もできる実用的な器になっていく。

 

 

 

 

 

例えば、器の良さを決める最初の木地作り。

 

破損しやすい部分に麻布などを張って補強し、

 

漆を塗り重ねる「布着せ」。

 

そして、

 

「地の粉」と呼ばれる珪藻土を焼いた粉末を

 

下地塗りに使って、

 

耐久性を高める工夫など。

 

 

 

 

しかし、これらの工程は、

 

完成品からはわからない。

 

逆に、

 

人の目には触れないようにとの工夫さえ施されている。

 

「本当の気配りって、周りの人は気づかないんだよ」

 

と言うが、

 

何と誇り高い職人芸かと驚かされる。

 

 

 

 

 

学習も仕事も生活も、そうありたいと思う。

 

報われないかに見える苦労、

 

評価されない努力もあるかもしれない。

 

しかし、着実に力がつき、

 

やがては信用も増していく。

 

何よりも、自分にウソをつかない素晴らしい生き方になる。

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