必勝法
学習をしていると、誰でも壁にぶつかる。
「なかなか覚えることができない」
「テストでいい点数が取れない」
「試験時間内に解き切らない」
などなど。
「百折千磨」という言葉がある。
さまざまな苦労を重ねるとの意味だ。
将棋棋士の大山康晴氏が、
タイトルを失った時の思いを、
この言葉に託して語った。
![大名人の“絶局”]大山康晴「不屈の王の最後の呟き」 - 将棋 - Number Web - ナンバー](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/4/2/-/img_42bc352f0e7427e2634c002aad18d86f319671.jpg)
「自己を磨くこと、それが『百折千磨』であり、
負けても負けても立ち上がるのが『七転八起』」と。
大山氏は「名人」18期をはじめ、
通算80ものタイトルを獲得。
50歳を超えてからのタイトル奪還もあった。
棋上の激戦を幾度も経験した氏は
「最後まで勝ちをあきらめない。
いつしか、習性みたいになっている」と述べている。
負けた時にどう行動するかで、
その人の真価が分かる。
負けた時に勝つ原因をつくる人もいれば、
勝った時に次の敗因をつくる人もいる。
最初からずっと勝ち続ける人も偉い。
だが、一度負けても、
めげずに挑戦して次に勝つ。
そのほうが、苦労も大きい分、
成長できるのではないか。
『百折千磨』『七転八起』の精神で
あきらめずに
できるまで
なんどでも
挑戦を重ねていくこと
それが
学習における
必勝法だ。


