切磋琢磨
子どもたちを「原石」と呼ぶことがある。
まさに、これから輝く未来を生きてほしい子どもたちに
ピッタリなことばだと思う。
原石にまつわるエピソードを紹介したい。
15世紀、宝石職人が雇い主の娘に恋をした。
雇い主は「もしダイヤモンドが磨けたら」
と無理難題を持ちかける。
ダイヤは、日本名が「金剛石」と言われるように、最も硬い石。
うまく磨けない。
万策尽きた彼は、いくつものダイヤを投げつけた。
すると、どうだろう?
ダイヤ同士がぶつかって世界一の輝きが生まれた。
「ダイヤはダイヤでしか磨けない」ことを発見したエピソードとされるが、
これは自分を磨くことにも通じよう。
人はひとりでは磨けない。
仲間や先生たちとともに磨かれていく。
一生懸命やっている自分が
周りのメンバーを磨いている。
一生懸命やっている仲間が
自分を磨いている。
同じ空気を共有した仲間だからできること。
うちの塾の塾生たちが磨かれていくように
私も磨かれる。
子どもだけじゃない
大人だって磨かれるのだ。
夏休みも残りわずか。
自身を磨き上げていこう。