北海道の米作り
令和3年のコメ(水稲)の収穫量ランキングは以下の通りだ。
1 新潟県 620,000(トン)
2 北海道 573,700
3 秋田県 501,200
4 山形県 393,800
5 宮城県 353,400
6 茨城県 344,800
7 福島県 335,800
8 栃木県 300,900
9 千葉県 277,800
10 岩手県268,600
前年もほとんど変わらない。
今では米作りのさかんな北海道だが、
明治時代初期、冷涼な気候のため、
稲作は難しいと考えられていた。
これを覆したのが、
〝寒地稲作の父″とたたえられる北海道農業の先駆者・中山久蔵。
「稲作は北海道では無理」という当時の常識に、
久蔵が挑戦を決意したのは42歳の時。
大阪出身で、農業は素人だった。
筆舌に尽くしがたい労苦を重ねた末、
北の大地に金色の稲穂を実らせた。
後に久蔵は語った。
「開拓使の役人から厳罰にするとも、
狂っているとも言われた。
しかし見るがいい。
こんなに稲作が、さかんになったではないか」と。
だれが何と言おうとも、
絶対に成し遂げてみせる――との「執念」が勝利をもたらした。
この挑戦するココロこそ
私たちは見習うべきだと強く思う。