成長の道
松下電器産業(現・パナソニック)には、製品の出来を調べる「検査本部」があった。
ある時期、不良品の発生率が高まったため、
創業者の松下幸之助氏が、
検査本部の責任者に説明を求めた。
それによると、
2年前までは完成品をテストしていたが、
生産体制を整えてからだと
損害が大きくなってしまうなどの理由で、
設計・試作の段階での検査に切り替えた。
これを聞いた氏は言う。
“その方法が不良品を生む原因になっている”
本来、各分野を担当する事業部が最後まで責任を持って
「命がけ」で物づくりをしなければならない。
しかし、途中で検査本部が「お墨付き」を与えることで油断が生じる。
それが不良品発生の原因であると諭したのである。
物でさえそうであるならば、人ならばなおさらである。
様々な教育法や指導法がある。
たしかに、よい教育法もあれば、悪い教育法もある。
しかし、ネームバリューや人に任せるだけで
頼っているだけでは、
知らないうちに“心の隙”が生まれてしまう。
逆に、気持ちの上では、自分が全ての責任を持つと腹を決めれば、
新たな視野が開け、思ってもみなかったようなアイデアや力だって湧いてくるものだ。
モノづくりも教育も
このやり方ならば間違いないというやり方はない。
一人ひとりの個性がある人ならばなおさらだ。
方法論だけに頼ることなく
人に任せるだけでなく
自分の頭で考えた
自分ならではの成長の道を歩んでいく。
そんな気持ちで子どもたちには成長していってほしい。
さて、話題は変わってホームページの話。
以前も書いたのだけど、
リニューアル予定だった市立浦和高校のホームページが
ようやく完成した。
https://www.urawashi-h.city-saitama.ed.jp/
とても見やすいデザインだ。
学校説明会Ⅰ期の申し込み開始は
6月24日(金)9:00頃とあった。
以前のように、殺到することは間違いない。