一期一会
「一期一会」とは茶道から出た言葉だ。
元は、千利休の言葉とされている。
この言葉を世に広めたのは、
茶道の大家でもあった江戸幕府の大老・井伊直弼。
彼はこのように記している。
“茶会での今日の出会いは、一生に一度のことである。
だからこそ、主人は真心をもって交わらねばならない”と。
一生に一度との思いで、人に最高の真心を尽くすことが「一期一会」の本意である。
うちの塾でも、
一期一会の精神で日々を送っている。
まずは、授業の準備。
入念に入念に。
予備校の先生が
「授業時間の倍以上の時間をかけて授業の準備をしている」と言っていた。
そこまで入念にやるときは少ないけれど
しっかりとやるようにしている。
みんながよく分かる授業ができるように。
あとは、動機づけ。
みんな、今日の授業を真剣に。
真心は、相手の心に種となって残る。
まして「一生に一度」との思いを込めて、
まかれた種は、必ず花を咲かせ、
大きな果実を実らせる。
このことを信じている。