スマホ
私の使っているスマホは今年で4年目だ。
以前は、携帯電話でもPCでも、3年も使っていれば
処理速度とかバッテリーとか何かしら
不具合や不満が出てきていた。
しかし、今使っているものはそれらを感じないのだ。
まだまだ使い続けていこうと思う。
だから、これからは性能的なものの向上というよりも
使い方の向上を考えていこうと思う。
ふと考えてみる。
50年以上前、前人未踏の静寂の世界に人間が初めて降り立った。
そのテレビ中継に7億ともいわれる人がくぎ付けになった。
1969年7月20日のアポロ11号の月面着陸。
アポロ計画で使われたコンピューターの計算速度は現在のスマートフォンの1000分の1以下。
宇宙ロケットを飛ばしたコンピューターよりも
私たちの使っているスマホの方がはるかに優れているのだ。
しかしアポロ計画のコンピューターには、
あらゆることを想定した英知が結集していた。
その一つが”飛行士が間違えて操作した場合は
再起動して回避する”というソフトウエアだった。
当初は「宇宙飛行士は完璧に訓練されているから、決して間違えない」
という安全ソフト不要論がNASAで大勢を占めていた。
だが実際、飛行士が用いたチェックリストに誤りがあり、
着陸直前にこのソフトが作動した。
機器が操作不能になる事態を回避できた。
無数のシミュレーションと訓練に裏打ちされた
“絶対にミスしない”という自信は大前提。
その上で、万が一ミスしても成功にたどりつかせてみせる、
そこまで考え、最後まで打てる手を打ち切る執念ありての”勝利”だったのだ。
「我々は月へ行くと決めた」
「我々の技術と情熱を結集し、それがどれほど偉大であるかを証明するからだ」
ケネディ大統領は言った。
人が決意を固め、情熱を持ち、挑戦つづければ、
およそ大抵のことはできるだろう。
受験なんて、月に行くこととは比べ物にならないくらい簡単だ。
子どもたちの使うアイパッドを見せてもらうと、
あまりの充実ぶりに驚いてしまう。
これだって、アポロ計画のコンピューターの1000倍以上だ!
しっかりと使いこなせば、賢くならないわけがない。
さて、話題は変わって最近読んだ本の紹介。
本屋大賞受賞作はハズレがないと思っている。
先週公開された流浪の月も2020年本屋大賞受賞作だ。
とても面白かった。
映画も観にいきたいな。
大概はあとから古本を読むのだが、
今回はすぐ読んだ。
戦争は人を変えてしまう。
戦争は世の中を変えてしまう。
物語の世界に没入しながらそんなことを考えた。
おススメです。