人生の始まり
2人の新米の聖職者が議論していた。
人生の「始まり」はいつなのか。
オギャーと生まれた時なのか。
いやそれよりも前か、後なのか。
2人は議論したが答えは分からない。
そこで近くのベンチにいた老婦人に聞いた。
人生は一体、いつ始まるのでしょうか。
婦人いわく。
「そりゃあ、子どもが成長して巣立っていって、
夫と飼い犬が亡くなった時よ」と。
子が育ち、連れ添った夫や愛犬がいなくなって、
まさに、ここからが私の本当の人生と破顔一笑した婦人。
人生いつも「今」が本舞台ということだろう。
ときどき、まだ小中学生で
努力もしていないのに、
自分の人生を嘆いている人がいる。
人生まだまだこれからだ。
まずは今日を始めよう。
新たな気持ちでいこう!