コオロギから学ぶ
コオロギの研究者の話が興味深い。
生野菜だけをエサとする「贅沢コオロギ」から、
飼料だけをエサとする「貧乏コオロギ」まで、
5通りのエサの与え方をする。
①常にぜいたく
②基本的にぜいたくで、たまに貧乏
③ぜいたく貧乏が半々
④基本的に貧乏で、たまにぜいたく
⑤常に貧乏
このうち、一番生命力が強いのはどれだろうか、分かりますか?
答えは④。
飼育箱のふたを開けた途端、
部屋中を跳びはねるほどだという。
人間でも同じことが言えるのではないだろうか。
時々、ぜいたくなものを口にするのが
一番幸せを感じると私は思う。
ぜいたくに慣れてしまったら
ありがたみを感じることができなくなってしまうし・・・。
口に入れるものがそうならば
アタマに入れるものも同じではないだろうか。
辞書で調べてみると、
「贅」には「むだ」という意味がある。
学習においてむだなもの、
でも小中学生の多くは欲する、
そんなものを「アタマのぜいたく品」と呼ぶとすれば、
ゲーム、動画、マンガ、テレビなどがそうだろう。
アタマのぜいたく品の多くはスマホを使うものになってきている。
そのようなものは、ときどきのほうがいいと思う。
まさにコオロギも人間も生き物はみなおなじではないだろうか。
以下のどの小中学生が一番生命力が強くて、成績が伸びていくだろうか。
①常にスマホ
②基本的にスマホで、たまに学習
③スマホ・学習が半々
④基本的に学習で、たまにスマホ
⑤常に学習
⑤のタイプは最強ではないかと思う人もいるかもしれない。
しかし、実は⑤のタイプは最上位層ではあまり見かけることはない。
上位層だけど、
やっている割には結果に現われていないことが多いのだ。
時間効率を考えると、
ときどきは気分転換が必要なのだろう。
やっぱり時々ぜいたくが一番だと思う。
あなたは①から⑤のどのタイプだろうか。