ある日の三者面談
受験生の三者面談を実施中だ。
ある受験生の話。
第一志望の学校も
第二志望の学校も
まだ成績が足りていない状況だ。
滑り止めの学校はとりあえず見つけているのだが、
このままではその学校に入学することになってしまうかもしれない。
合格への取り組みは自己評価では62点とのことだった。
なぜそんなに低いのか。
それは
スマホだった。
昨日も学習時間よりもスマホ時間のほうが多かったという。
分かっているというが、客観的に中毒状態だ。
というよりも現実逃避していることが気になる。
人間には誰しもこのような追い込まれた状況でも
現実逃避するという本能を持っているという。
それについては以前書いた。
期末テストが終われば、通知表・調査書の作成が始まる。
私立高校の個別相談資料として使えるのは12月の北辰テストが最後になる。
どちらもあと1か月程度。
すぐに行動しなければ変わることができない。
三者面談の帰りがけに
その生徒はスマホを解約することを決め、
お母さんに端末を手渡した。
春が来て、もしも必要だと思ったら
またそれを使えるようにすればいい。
今は蜂蜜を舐めているときではない。