失敗から学ぶ
『ざんねんな〇〇』や『しくじり〇〇』といったタイトルがある。
歴史に残る偉人たちや有名人たちの“失敗談”が紹介されるものだ。
偉人や有名人といえども“完全無欠”ではなく、
むしろ多くの欠点や失敗があったことにほっとする。
同時に、そうした失敗から立ち上がり、
信念を貫いたからこそ、
偉業を成し遂げられたのだと改めて思う。
「失敗学」で知られる東京大学名誉教授の畑村洋太郎氏は、
自らの失敗から学ぶ「体感学習」の大切さを強調する。
すなわち、失敗して“つらい”“悔しい”と強く思う時、
その失敗体験が心に根付き、
新たな知識を受け入れる素地ができる。
「その素地の有る無しが、
失敗をバネにできるかできないかの差」と氏は語る。
“同じ失敗はしない”という負けじ魂が、
成長への大きな力になる。
だからこそ失敗した時に落ち込んだりせず、
“なぜ失敗したのか”を考え抜くことを習慣とし、
新たな行動を起こすのだ。
失敗から学ぶことができれば、
その失敗は“成功”に変わるともいえよう。
今週は中学生の定期テストが集中している。
全く問題なしであればよいのだが、
失点をしてしまったのならば
その問題に関しては失敗だ。
90点とったのならば
10点分は学ぶべきことがあるはずだ。
テスト前の学習と同じくらい
テスト後の反省は大切なのだ。
一年も半ばを過ぎた。
前半戦の失敗から
活かせることはたくさんあるはずだ。
今反省できなければ
ただの失敗に終わってしまいかねない。
さあ、行動だ。