登山
先日、富士山に日帰り登山をしたという記事を目にした。
私はそもそも富士山に登ったことがない。
その記事を読んでみると、
具体的に日帰りスケジュールまで書かれていた。
私もやってみたいと思い、早速調べてみた。
富士山オフィシャルサイトには以下のようにあった。
2021年富士山登山のシーズンは9月10日まで。
つまり本日で登山シーズンは終了となる。
トホホ・・・・・
登山は来シーズンまでお預けとしておこう。
気を取り直して、今回は山の話を一つ。
武田信玄の軍旗はご存じ「風林火山」だ。
孫子の一節「其の疾きこと風の如く、
其の徐かなること林の如く、
侵掠すること火の如く、
動かざること山の如く」に由来する。
山はそこにあって
動かないけれど、
その姿や意味は、
いかようにも変幻する。
山の前に怯むならば、
山は越えることのできない畏怖の巨像となる。
山に挑むのならば、
山はやりがいの頂となる。
未来を担う子どもたちにとっての山は後者であってほしいと思う。
自分で挑戦すべき山を作り、
その山を乗り越え、
また次の挑戦すべき山を作って乗り越えていく。
乗り越えるたびに、
もっと強く、もっと大きな自分へと成長していく。
ある意味、山とは、築くべき気高い自分自身であるのかもしれない。
ゆえに人は山に挑み続けるのだろう。
子どもたち一人ひとりが自分の挑むべき山を築き、
乗り越えていってほしい。
私の役目は山岳ガイドのようなものだ。
その山を乗り越えたら立ち止まらずに
次に挑むべき山を築いていくのだ。
人生において今はいつでも通過点なのだから。