意識を高めるには
『中1の僕には考えられない進路です。
まさか大学から海外に出ているなんて。
転機は中2。住んでいた大阪市の区の事業で3週間、
ニュージーランドのオークランドへ語学研修に行ったことです。
自分から行きたいと言ったわけでなく、母が勧めてくれました。
でも当時は「めんどくさい」でしたね。
両親と祖父母が僕を説得し、いまいち気が乗らないまま飛行機に乗りました。
それで人生が変わりました。
見るもの、聞くもの、全てが新鮮。
いろいろな人に出会って未知の世界を知るのは楽しくて、
「挑戦するっていいな」と思えたんです。
それまでの僕は、クラスメートとサッカー部の人としか関わらない狭い世界で生きていました。
狭いとも思わなかったし、現状が心地よかったんです。
変えようとか思ったことはなく、淡々と過ごしていましたね。
それがニュージーランドから戻って、挑戦してみたい気持ちが沸々と生まれました。
英語を使って活動するESS(English Speaking Society)やマジックなどのクラブ活動に入り、
生徒会もやりました。そんな変化に、僕自身が一番びっくりしました。』
上の文章は、ニュージーランド研修で大きく変わった人の話です。
https://www.asahi.com/edua/article/14411667?p=1
現在はコロナ禍の中、海外研修も困難な状況ですが、
自分の世界を広げる行動をとることの大切さが伝わってきます。
大切なことは「めんどうくさい」と言わずに
どんどん行動を起こすことです。
そして考えることです。
この石田さんが最後にこう語っていたのが印象的です。
「高校生も大学生も基本的に一度きり。
どの選択をしても後悔しないためには、
今この瞬間に考え抜くことだと思います。
結果的にうまくいかなかったとしても
「あの時の自分はきちんと考えたから悔いはない」と思えるかどうかです。
そして、「やる/やらへん」で悩む時間があったら、
とりあえず「やる」を選ぶ。
中高時代はリスクを冒せる、
失敗してもやり直しがきくと思いますから。』