こども
「コロナは少子化を18年早めた」というニュースがあった。
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/nation/dailyshincho-725220.html
ワクチンのことやオリンピックのことや緊急事態宣言のことなど
他にも解決するべき課題がたくさんあるから
数あるニュースのうちの一つに埋もれてしまうかもしれない。
しかし、そうならないことを願うが、
2021年は歴史に残るベビーショックの年となるかもしれない。
最近2本の映画を観た。
映画と言っても映画館に行ったわけでなく
自宅のテレビだ。
ひとつは「こどもしょくどう」
もうひとつは「誰も知らない」というタイトルだ。
2本の映画に共通しているのは、
子どもを育てられない親が登場するところだ。
どちらもハッピーエンドではなく、
なんともいえない余韻が残った。
世の中とか政府とか自治体とか
子育てをサポートしてくれる存在はありがたい。
でも、子育てって何のため、誰のためと聞かれたら、
親のためのものじゃないかと思う。
親は世間的には大人とはいえども
人間として一人前になったわけではない。
子育てをする中で、
我が子のためだからこそ
途方もないようなことができるようになっていくのだ。
そういう意味では
ひとが本当に一人前になるのは
子育てをしてからかもしれない。
本気で子育てをしている大人がたくさんいれば
世の中が悪くなるなんてありえないだろうと思う。
だからこそ少子化は大問題なのだ。
子どもは「今」を生きている。
1年後や10年後や50年後のことなどよりも
今日一日を笑顔で過ごすことが大事なのではないだろうか。
そのように毎日を過ごしていると
未来を悲観するだけで何もしないダメな大人にはならない。
だれかのために、そして自分のために今を生きる大人になれる。
そうすると、人生は意味のあるものになっていく。
自分だけが高価なものに囲まれることに大きな価値はないと思う。
大事なことやものは大事な人と分かち合い
喜びあうことこそが最大の価値だと思う。
そう思える子どもたちが
学ぶことで自分の進むべき道を進んでいけたら
素晴らしいことだ。
こども庁創設のニュースをみて、ふと思う。
40年後には現在の出生数が半減するとの推計が出ている。
役所を集約することも必要だけれども
子どもたちに、子育ての意味を教えてあげられるような工夫を
学校教育や地域社会で再考することも必要だと思う。
子どもを必死に育て上げた「先輩」が
子どもたちに大切なことを教えてあげられたら
どんな授業よりも価値があることだろう。
さて、今日と明日は中学生の定期テスト対策だ。
中1は事前にガイダンスもしたけれど
もう一度大事なことを映像を使って伝えようと思う。
さあ、最後の準備をしよう。