力強いことば
以前こんなことを書いていた。
読んだ方もいるかもしれない。
これは、エルバート・ハバードという
アメリカの思想家、教育者の著作に出てくる話だ。
私の大好きな話のうちの一つだ。
英語と日本語という言語こそ違うけれども
彼は非常に分かりやすく大切なことを教えてくれる。
彼の言葉にこのようなものがある。
「全身全霊、心を込めて仕事をしなさい。
そうすればあなたは必ず成功する。
なぜなら、そういう人はほとんどいないからである。」
仕事をしている大人にだけ向けられた言葉ではない。
学習をしている小中学生に向けられた言葉でもあると思う。
仕事を学習に置き換えて読んでみるといいだろう。
全身全霊で取り組むとは
これ以上できないというくらいだ。
彼はこうも言っている。
「あと一歩の辛抱で、あと一歩の努力で必ず成功するという所で
計画を放棄する人が、あまりにも多すぎる。」
「挑戦をあきらめてしまうこと以外に敗北などない。」
「天才とは、絶え間なく努力を続けられる人間のことである。」
確かにその通りだと思う。
小学校低学年はまだしも、
中学生以上になってくると
成績最上位者たちは例外なく「負けず嫌い」だ。
この負けず嫌いとは
他人に負けたくないと思うのもそうなのだが、
弱い自分に負けたくないと思う負けず嫌いでもあるのだ。
よきライバルがいれば、他人との競い合いでペースを作ることもできる。
でも、常によくライバルがいるとも限らないし、
最後は自分との戦いになってくるものだ。
だから、弱い自分に負けたくないと思う「負けず嫌い」は
とても大事なことであるし、
その気持ちが持てること自体がある意味才能であると思う。
今日は中3生は北辰テストだ。
この日のために過去問を解いたり
トレーニングを積んできたと思う。
大切なのはこれが終わりではなく
はじまりであるということを自覚すること。
次の北辰テスト、そして高校入試に目を向けると
ほっと一息ついている場合ではないことが分かるだろう。
テスト後に何をすればいいのかは少し考えれば誰にでも分かる。
中間テストも同様だ。
あと3週間で早い中学校は中間テストがやってくる。
平均点と比較することや順位で他人と比較する人も多いのだが、
中途半端を目指すのではなく
どうせやるのならば
弱い自分に打ち克って
勉強を通して人間的成長をしたほうがいい。
そんなときの支えになるのが
エルバート・ハバードの力強い言葉ではないだろうか。
紙に書いて、机に貼っておくことをおすすめしたい。