原点の出会い
もしあの時、あの人と会わなければ……。
そういう自分史が誰しもある。
人生とは、出会いの折り重なり。
ゆえに人は、人の縁を思う。
会うべくして、人は出逢う、と。
東山魁夷画伯にも、絵の道に導く出会いがあった。
神戸の中学時代、
国文法を受け持った先生である。
東山少年の絵に非凡さを認めた先生は
「将来、画家になるのか」と聞いた。
「いいえ」と少年は返した。
不安定な生き方で、
母を悲しませたくはないと、
志を胸にしまっていたのである。
先生を「そうか」と一言。
しかしある日、
手にした文法のプリントの余白に、
先生の思いが綴ってあった。
「絵に志さんとする子あり
母ありとてたじろぐ……
されど わが心 ために暗し」
この出来事が画伯の心に大望の炎を点した。
原点の出会いを持てる人生は幸せである。
そのような出会いは
心の窓を閉じていては
気づかない。
心の窓を開いて
アンテナを立てておこう。
そうすれば
自分の人生を変えるきっかけに
気づくことができるから。
現在、生徒面談を実施している。
生徒の原点となれるような場にしたいと
切に願う。
さて、話は変わって宇宙の話。
昨日11月2日で、人類は20年間連続して、
宇宙に滞在し続けたことになる。
本日で20年と1日だ。
多くの人が
宇宙空間に滞在できるようになるために
様々な困難を乗り越えつづけている。
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