気にしない
ナポレオンが幽閉先のエルバ島からフランスに上陸したのは、
1815年のこと。
当時、彼がパリに近づくにつれて、
新聞の態度はコロコロと変わった。
西洋文化史に詳しい学者・中野京子氏が紹介している。
(1)コルシカの怪物、カンヌに上陸↓
(2)王位簒奪者、グルノーブルに入る↓
(3)ボナパルト、リヨンを占拠↓
(4)ナポレオン、フォンテーヌブローへ接近↓
(5)皇帝陛下、明日パリへご帰還
初めは否定的だった新聞が中立的になり、
最後は賛嘆するに至る様が表れている。
ナポレオンの行動は迅速だった。
通常なら40日以上かかる道のりを、
20日間で駆け、
皇帝に返り咲いた。
一度、決断したら断じてやり遂げる。
絶対に先延ばししない。
この電光石火の行動力を前に、
新聞も肯定的な反応を示すほかなかったのである。
その通りだ。
私たちはこの世界の「観客」ではないのだ。
ニュースに対して
批評しているだけではいけない。
時間はあっという間に過ぎていく。
あのナポレオンのように
強い意志と
迅速な行動力で
今自分がやるべきことをやらなければならない。
他人の目や批評など
気にせずに。
ゲーテは言った。
「われわれはそんなもの(批評)は頓着せず、
行動することが必要だ。
そうすれば批評はしだいにこちらに頭をさげてくる」と。
さて、話は変わって折り紙の話。
折り紙を、子どもの遊びだと侮ることなかれ。
私の知っている中で、折り紙をやっている人は
例外なく頭がいい。
日本折紙協会の役員の方に
作品を作っていただいたことがある。
まさに芸術だった。
紙一枚でこれが作れるの?
不思議に思った。
その人は物凄く頭のいい人だ。
小学生のころからずっと折り紙を続けているそうだ。
曰く、折り紙は頭のトレーニングなのだと。
日本中高折り紙連盟の加盟校もスゴイ。
2018年5月6日発足。
現加盟校(個人含) : 明石高専・麻布・浦和・
開成・開智・川和・慶應・駒東・渋渋・
渋幕・世田谷・筑駒・土浦第一・東大寺・
白鷗足利・洛南・早稲田 等
興味ある人は、この記事を読んでみてください。