見やすく、美しく
塾生たちの通う小学校で、運動会が始まった。
ある小学校では、大声の応援を避けるために、
2つのペットボトルを持って、
それをたたいて応援するという。
コロナ禍のなかでの工夫だ。
いずれにしても、運動会が実施できるのが何よりだ。
さて、話は変わって、うちの生徒の話。
算数の力がついてきた生徒。
でも、最近はケアレスミスが散見される。
途中式を確認すると・・・・・
0と6の書き方が似ているために、
本人が勘違いしている!
前回の授業では、間違いのほぼすべてがその間違いだった。
実力をつけてきているのは分かる。
スピードも正確さも以前よりは格段に成長した。
ここにきて浮かび上がってきた悪い癖。
学校ではまだやらかしていないという。
でも、本気で注意していかなければ、悪い癖が身についてしまうよ。
一般的に、算数や数学のノートは他の教科と違い、黒一色で書くのがいい。
それは、見やすいかそうでないかが、はっきりと出るから。
ぎっちりと詰め込まれたようなノートは見る気もおきなくなってしまう。
改行したり、=をそろえたりして、
ケチらずに余白をとったノートほど、
後で見返す甲斐があるというものだ。
途中式や下書きも、別のスペースに残しておくことが大切だ。
さて、話は変わって、最近読んだ本の紹介。
文庫で上・中・下の三巻セットだ。
西加奈子さん作の「サラバ!」
題名も変だったし、
直木賞受賞作品ということに対して、
斜に構えてしまい、
つまらなかったら中と下は読まないと思いながら、
一気に3巻読破してしまった。
読み終わってから感じたことは、
この本のテーマが
宗教、家族、友人など「自分の信じるもの」だということ。
主人公の姉のことば、
「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」
これが読後もこころに残っている。
おススメです。