ゲーム
ある日の中一の授業。
最近流行りのゲームは何って聞いてみた。
「アツモリ!」→「つけめんか?」
「コウヤコウドー!」→「暗夜行路?」
他にもいくつかゲームの名前が出てきた。
よく覚えていないけれど。
ゲームをやったことのない生徒は
クラスの中に一人もいなかった。
私はゲームのことを全否定はしない。
今までの成績優秀者の多くはゲーマーだったこともあるし、
ゲームによって鍛えられる能力、
例えば記憶力、集中力、反射神経とか思考力とか、
その中には学習に役立つものがあるだろう。
気分転換もできる
ただし、視力の低下やゲーム依存症になってやめられなくなるなどの短所もある。
ゲームにハマって依存症になったら、
他のことができなくなるというのが
一番の弊害だろう。
子どもをゲームを嫌いにさせる方法というのがある。
以下に挙げてみる。
・一生懸命ゲームに取り組むように言う
・どこまで進めるか目標を立てさせる
・目標に対しての進捗を管理する
・進捗が遅れていたら叱る
・なぜ遅れているのか理由を問いただす
・遅れを取り戻すための方法を言わせる
・ゲームのやり方に都度口を出す
・細かいところをネチネチ言う
・毎日ちゃんと決まった時間にやるように言う
いかがでしょうか。
強制されるとやる気を失ってしまいますね。
最近の保護者世代は
自分自身も小中学生の時に
ゲームをやっていた世代です。
だから、
お休みの時などには
子どもと一緒にゲームをやって遊ぶ方もいると思います。
その時に、
「ゲームを毎日コツコツがんばりなさい」
「目標や計画を立ててゲームをしなさい」
「なぜ、こんなにクリアが遅れているんだ?」
「本気でゲームやっているのか?」
「ゲームのことだけ考えなさい」
「早起きしてゲームしなさい」
「言われたとおりにやりなさい。そんなやり方ではいつまでたってもクリアできないぞ」
「コントローラーの使い方がなっていない」
「学校から帰ったらすぐにゲームしなさい」
とか毎日のように言われるのならば、
楽しくゲームできませんね。
ゲーム自体がつまらなくなってしまい、
そのうち、いっしょにゲームをやらなくなるでしょう。
お気づきの方もいると思います。
ゲームだけでなく、
学習や仕事も同じではないでしょうか。
どうすれば学習が好きになり、
自ら学ぶことができるのかという問いの答えは
子どもをゲーム嫌いにさせる方法にヒントがありますね。
いかに強制せずに
向かい合わせることができるのかが重要ですね。
そのやり方は簡単ではありませんし、
誰にでも通用するやり方はありません。
人から反感を買うのは簡単なことなのですが、
人を動かすのはたやすくないのです。
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