中学受験開始
2018年度99件 → 2019年度307件
上記の数字は何だか分かりますか?
これは本日から始まった
埼玉県内の私立中学入試の中でも、
昨年に比べて、最も受験者の割合が増えた学校の出願件数です。
その学校の名前は、
青山学院系属浦和ルーテル学院中学校。
なぜ受験者が増えたのか、
その理由は学校名を見ればすぐに分かります。
青山学院大学の系属校になったからです。
附(付)属校と系属校の違いはご存じでしょうか。
附(付)属校とは経営母体が大学と同一法人。
系属校とは経営母体が大学と別法人。
早稲田大学を例に挙げると、
附属校は
早稲田大学高等学院(早稲田大学高等学院中学部)
早稲田大学本庄高等学院
の2校。
系属校は
早稲田実業学校高等部(ほぼ100%早稲田大学へ)
早稲田高等学校(約40~50%早稲田大学へ)
早稲田摂陵高等学校(10%程度早稲田大学へ)
早稲田佐賀高等学校(50%程度早稲田大学へ)
早稲田渋谷シンガポール校(60%程度が早稲田大学へ)
の5校です。
校風や教育内容や相性などで
志望校を決めるのがよいと言われていますが、
大学進学という要素がいかに強いのかが
これでおわかりになるでしょう。
この青山学院系属浦和ルーテル学院、
高校入試も中学入試同様に、
激増かと思いきや、
10月の志望校調査の段階では、
全く反応なしでした。
その理由としていくつか考えられるが、
ひとつは、高校入試組のほうが、
情報収集力が低いということ。
アンテナが低いので、
青山学院系属浦和ルーテル学院の存在すら
知らない受験生は多数存在するのではないでしょうか
来年以降で受験者が増加することでしょう。
合格ラインが他のGMARCHの附属校系属校
よりも格段に低いのもそのうちに知られていくことでしょう。
昨年もそうだったけれども、今年もまだねらい目といえるでしょう。