AI業界の主力人材は
最近話題の中国のAI企業「Deepseek」
コアシステム開発エンジニアの
新卒初任給が平均2700万円だそうだ。
これは国会議員の歳費よりも高い。
さて、アメリカで働くAI人材に関する記事を読んだ。
米国の企業や研究機関で
AIを専門とするトップクラスの研究者のうち
最も多いのは中国の大学を卒業した人々だった。
19年には27%だったが
22年には38%に達した。
米国の大学を出た37%を上回る。
次いで米国37%、インド7%となる。
まあ想像どおりというかなんというか。
2%まで掲載したシェアのグラフがあるけれど
日本はどこにも見当たらなかった。
さらに読んでみると
大学の学部を中国国内で卒業し
米国で大学院に進学した人が多いとある。
日本では国内の大学群による序列の話が
いまだに根強く残っている。
そういった格付けはなくならないだろう。
でも、それだけがすべてではない。
特に近年は受験エリートが
世界で通用しなくなっているように思える。
霞が関には
日本の受験史に残る超秀才がたくさんいるが
現場がある分野はからっきしダメという人が
結構いるという。
こういう人たちは
日本の中の格付けだけを尺度にして
社会に出てしまったんだろう。
未来を生きる子どもたちには
広い目で世の中を見て
自分の今後を考えてもらいたい。
格付けだけで選んでしまうと
優越感か劣等感だけで大学を考えてしまいかねない。
そもそも、大学をグループのなかで位置づけられること
まして、それで評価されることは
どの大学も望んでいないはずだ。
大学グループより
一大学として教育、研究での特徴で区別して考えてほしい。
そこには国内だけでなく
海外の大学も加えてみたり
国内の大学に進学した後に
海外の大学院に進学することを想定したりするのが
これからの進路選びではないだろうか。