集団農場

ソ連の集団農場がうまくいかなかったのはなぜだろうか。

 

みんなが「決められた時間だけ働く」という感覚を

 

持ったからだと私は思っている。

 

 

 

霜が降りそうだったら

 

夜中でも対策するし

 

強風が吹くならば

 

作物を守る手段を取らなければいけないのが農業だ。

 

自分の土地で行う農業だったら

 

みんな当然のようにやるのだけれども

 

みんなの土地でやる農業では

 

やらなくなってしまうのだ。

 

自分はやりたくない。

 

めんどうくさいし

 

やっても給料が上がるわけでもないし

 

誰かがやってくれるだろう。

 

そう考えるのだろう。

 

当時ソ連の労働生産性は非常に低く

 

アメリカの5分の1以下であった。

 

生産効率の悪化を補助金で補いながら維持するようになったことは

 

ソ連財政を圧迫する要因ともなった。

 

このような仕組みで

 

豊かになれる筈がない。

 

このような仕組みが

 

長続きする筈もない。

 

 

 

 

 

長時間働けばブラック企業

 

最低賃金や初任給は上がるけれど

 

そこから先は横並びで上がらない。

 

決められた時間や

 

スキマ時間で働くから

 

なかなかスペシャリストになれない。

 

だから、政府からは補助金などで支援を受けたい。

 

そんな人はたくさんいるようだ。

 

アメリカはもちろん

 

中国からも

 

横並びで「社会主義的」だと言われている。

 

あの当時のソ連のように。

 

 

 

 

 

 

 

でも、全く悲観することはない。

 

むしろチャンス到来なのだ。

 

今こそ、周囲と「差」をつけるのだ。

 

農業だって

 

学習だって

 

塾経営だって

 

まずは「がむしゃら」にやることが大切だ。

 

そうすることでいろいろなことが分かってくる。

 

自分の限界

 

自分の弱点

 

自分の本当の理想

 

現状の改善方法などなど。

 

その上で

 

仕事人ならば本当の「働き方改革」

 

学生ならば本当の「学び方改革」ができると思う。

 

 

 

 

 

多くの人々が

 

誰にでもできることを

 

短い時間でこなしている

 

そんな国がどうなるのか

 

歴史が教えてくれている。

 

大切なのは

 

自分がどう考えて

 

自分がどう行動するか

 

それだけだ。

 

うちの塾の子どもたちには

 

人生の当事者であってほしい

 

そう切に願う。

 

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