全国各地の城を紹介するテレビ番組を見ていた。

 

敵の侵入を許さない「難攻不落」と呼ばれる数々の先人たちの工夫がそこにはあった。

 

何百年も前に、このような仕組みを考え出したすごい人がいたのだなあと感心しきり。

 

ふと、太閤記で読んだ豊臣秀吉の三日普請のエピソードを思い出した。

 

ざっとこんな感じだ。

 

織田信長の居城・清洲城の壁が

 

暴風雨で崩れた時のこと。

 

藤吉郎(秀吉)が修復工事を行う普請奉行になった。

 

が、前任の奉行が横やりを入れ

 

棟梁らは怠けてばかり。

 

工事は遅々として進まない。

 

そんな中、藤吉郎は職人たちに

 

国が滅びる惨めさを語り、切々と訴える。

 

国の興亡は、実はお城にあるわけじゃない(中略)お前らの中にあるのだ

 

そして、自ら泥まみれになり

 

死に物狂いで働いた。

 

彼の熱誠が皆を総立ちにさせる。

 

その結果、わずか3日で城壁を修復した。

 

心の片隅のどこかで誰かを当てにしていれば

 

物事は停滞しがち。

 

停滞が始まれば、転落へは一瞬である。

 

わずかな一念の差が、勝敗を大きく決するのだ。

 

受験の成功も誰かや何かを当てにしていては

 

いつまでたってもままならない。

 

どんなことでも成否は自分自身の中にある

 

これを忘れないでいたい。

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