素人
昨日は農大三中高の塾説明会に参加した。
今年4校目だ。
塾対象説明会は7月まで続いていく。
この時期から佳境に入っていく。
毎年足を運ばせてもらっているけれど
どの学校も常に新しい発見があるのがいい。
人も学校も変化していくのだ。
今日は授業で中学生に意地悪な質問してみた。
「農大三高は偏差値いくつくらいで合格できる?」
「65」
「50」
「56」
「62」
などなど、いろいろな答えが返ってきた。
私は「残念でした。全員不正解!」と言って
大事なことを教えてあげる。
「農大三高は偏差値と通知表の両方か、通知表のみのどちらかで相談するから
通知票が低ければ、どんなに偏差値が高くてもダメなんだよ」
それはズルいという声が上がったので
「じゃあ、通知表の基準がOKだったとして
農大三高には偏差値いくつで合格できる?」ときいてみた。
すると、さっきとほぼ同じ数字があがった。
私の答えは
「全員不正解!」
農大三高には複数のコース、科があり
さらに
単願・併願によっても
安心して受験できる基準になる数字は異なってくるのだ。
一番高いものが60後半、一番低いものが50前半ほどであり
その差は20くらいあるのだ。
さらに検定などによる加点制度があるので
加点状況によっては
数字が変わってくる。
しかも、加点制度はコースによって異なったものなのだ。
私が期待した正解は
コースや単願・併願によって大きく異なるが
〇コースでは単願が・・・・、併願が・・・・
△コースでは・・・・・・・・・・・というものだった。
ときどき、あの学校はこのくらいのレベルというような
学校全体を一括りにした言い方をする人がいるけれど
こういった現状がよく分かっていない人だと思う。
公立高校ならばまだ分かるのだけれども
多彩なコースを設置している私立高校はそういうわけにはいかないからだ。
塾に通っている中学生だって
この程度なのだ。
今月は保護者会を実施する。
うちの塾の保護者には
最新の現状をしっかりとお伝えしたいと考えている。
そうすれば、高校受験の素人を脱してもらえると思う。